再生医療
再生医療
再生医療とはケガや加齢などで弱った体の機能を、人間が本来持っている『再生能力』を利用して機能回復を目指す新しい医療技術です。
歯科治療やがん治療など様々な分野で応用研究が進んでいますが、特に整形外科と相性が良いことで知られ、代表的なものは“PRP療法”という名称で多くの医療機関で導入が進んでいます。
変形性関節症やスポーツ障害の新しい治療法として注目されているのが、再生医療技術を応用したPRP療法という治療です。
血液に含まれる血小板は止血や創傷治癒以外に、細胞の修復を促すサイトカインと呼ばれる成長因子を産生する作用があります。
サイトカインには血管新生・細胞修復・ヒアルロン酸産生など多くの効能があるため、これを利用して患者様の血液から血小板濃度を通常の血液の約3~7倍に濃縮した多血小板血漿(PRP)を精製し、患部注入することで内部からの修復を目指す治療がPRP療法です。
当院では再生因子注入療法リペアニーズを取り扱っています。
通常PRP療法は抽出した多血小板血漿(PRP)をそのまま投与しますが、再生因子注入療法リペアニーズは抽出したPRPを厚労省認可の細胞加工センターでさらに濃縮・活性化させます。
また細胞がわずかでも残っていると投与後に炎症を起こすリスクがあるため、全ての細胞を丁寧に取り除いて無細胞化しており、効果と安全性をより高めた治療といえます。
治療をご希望の方は最初に採血を行います。
血液は国内の細胞加工センターに送られ、約3週間かけて濃縮液の精製を行います。
精製が完了すると濃縮液は当院に送られますので、再度ご来院いただき、改めて患部に投与いたします。